こんにちは、ゆーきです。
30代未経験でインフラエンジニアに転職しました。
インフラエンジニアにとっての課題は、スキルアップやキャリアアップのためにどのように進むべきかという問題です。
私自身もどのスキルを磨くのか、どのキャリアを目指しているのか悩んでいます。
本記事では、そんなどのスキル獲得すべきか悩んでいるあなたへ、工事担任者資格取得のメリットや効果的な取得方法について解説していきます。
記事を読むことで、資格取得の意義やその効果、さらにはキャリアアップや業界での競争力強化につながる具体的なアクションを理解できます。
30代未経験でインフラエンジニアを目指している方にもオススメな内容なのでぜひ最後まで目を通していただければと幸いです。
具体的な転職方法についてはこちらの記事からどうぞ。
30歳未経験からインフラエンジニアに転職するためのたった一つの方法
では、さっそく本文にいきます。
インフラエンジニアが工事担任者資格を取得すべき3つメリット
仕事受注のチャンスが増える
工事担任者は国家資格で端末設備等をネットワークに接続する際に、接続工事の実施または監督を行うことを目的とした資格で、業務独占資格です。
資格取得により、技術力や知識が客観的に評価されるため、大規模プロジェクトや新しい技術を取り入れたプロジェクトへの参加チャンスが増えます。
さらに、クライアントとの交渉や提案力も向上し、業務拡大につながります。
キャリアアップ
資格取得は、インフラエンジニアのキャリアアップにもつながります。
工事担任者資格を持つことで、施工管理や品質管理などの専門分野でのプロジェクトに参加できる可能性が高まります。
これにより、給与や役職の向上にも繋がり、将来的にはプロジェクトマネージャーやチームリーダーといった役割を担うことができるようになります。
業界での競争力強化
工事担任者資格を取得することで、インフラエンジニアとして希少価値が高くなります。
工事担任者は電気工事系の資格なのでインフラエンジニアをやっている方でも持っている方は多くありません。
工事担任者の資格は光通信、ビジネスフォン、ネットワーク、情報セキュリティ、LAN配線について学べるので実務でもかなり役に立ちます。
実際私の職場ではガンガン工事担任者の内容が出てきています。
なおかつ、資格取得により、技術力や知識が客観的に評価されるため、新しい技術を取り入れたプロジェクトへの参加チャンスが増えます。
さらに、クライアントに対しての提案力として具体的なことをアピールできるので、仕事を受注する上でも他社との差別化が目に見えてわかります。
そもそも工事担任者とは?
工事担任者(こうじたんにんしゃ)は、公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備の接続及び配線工事を行い、または監督するための国家資格である。総務省所管。1985年(昭和60年)、電気通信事業法の施行と同時に制定された。
Wikipediaより引用
引用するとこんな感じになります。
資格の種類は以下の通りです。
資格名 | 担当業務 |
---|---|
第一級アナログ通信(みなし旧資格 AI第一種) | アナログ伝送路設備に端末設備等を接続するための工事、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事 |
第二級アナログ通信(みなし旧資格 AI第三種) | アナログ伝送路設備に端末設備を接続するための工事(端末設備に収容される電気通信回線の数が1のものに限る)、総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事(総合デジタル通信回線の数が基本インタフェースで1のものに限る) |
第一級デジタル通信(みなし旧資格 DD第一種) | デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。 |
第二級デジタル通信(みなし旧資格 DD第三種) | デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が1Gbps以下のものであって、主としてインターネットに接続するための回線に係るものに限る。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。) |
総合通信(みなし旧資格 AI・DD総合種) | アナログ伝送路設備又はデジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事 |
試験は一級、二級どちらからでも受験可能です。
もちろん自信があるなら総合通信からやるのもあり。
ただし、アナログ、デジタル通信のすべてが範囲になるので難易度が跳ね上がるので注意が必要ですよ。
工事担任者資格取得への道のり
テキストを見ると、聞いたことのない単語が山ほど出てくるのでウンザリすると思います。
なので勉強はじめは敢えてテキストは見ずに過去問の問題と答えを見ましょう。
どういった問題が出てきて、どういう風に答えていくのかを見ていくだけで少しずつ理解が深まります。
過去問を解きつつ、理解ができないところはテキストで補完するようにしていけば合格に近づいていきますよ。
ちなみに私が参考にしているテキストはこちらです。
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ダラダラ勉強していると合格しないので最短距離で駆け抜けましょう。
他の関連資格との比較
インフラエンジニアには、他にもネットワークエンジニアやシステムエンジニア向けの資格があります。
いくつか例をあげましょう。
情報技術(IT)の基礎知識やスキルを評価する試験です。情報処理推進機構(IPA:Information-technology Promotion Agency)が主催し、情報処理技術者試験の一部として実施されています。この資格は、IT業界での初歩的な知識や技術力を証明するもので、情報技術者としてのキャリアをスタートさせる方や、IT関連の業務に従事している方に有益です。
シスコシステムズ社が提供する、ネットワーク技術者向けのエントリーレベルの認定資格です。この資格は、IT業界での初歩的なネットワーク知識とスキルを証明するもので、ネットワークの基本的な構築やトラブルシューティングができる能力を持っていることを示します。
CCENT認定は、シスコの製品やソリューションを使用したネットワークの構築や運用に関する知識が求められる職種において、求人や昇進の際に有利とされています。また、CCENT認定を取得することで、より高度なシスコ認定資格であるCCNA(Cisco Certified Network Associate)やCCNP(Cisco Certified Network Professional)へのステップアップが容易になります。
マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト(MCSA:Microsoft Certified Solutions Associate)は、マイクロソフトが提供する、中級レベルのITプロフェッショナル向け認定資格です。この資格は、マイクロソフトの技術やプラットフォームを使用したソリューションの設計、実装、および管理に関する知識とスキルを証明するものです。MCSAは、IT業界での信頼性やスキルの向上、キャリアの発展に役立ちます。
ネットワークスペシャリスト(Network Specialist)は、コンピュータネットワークの設計、実装、運用、および管理に関する専門知識を持つITプロフェッショナルです。ネットワークスペシャリストは、企業や組織の情報システムの効率とセキュリティを向上させるために、ネットワークインフラストラクチャの構築や保守に従事します。
データベーススペシャリスト(Database Specialist)は、データベース管理、設計、運用、保守に関する専門知識を持つITプロフェッショナルです。彼らは企業や組織において、データベースシステムの効率的な運用とデータの整合性、セキュリティを確保するために働きます。データベーススペシャリストは、データベース管理システム(DBMS)の専門家であり、SQLやNoSQLデータベースを扱います。
Linux技術者認定 LinuC(Linux Professional Certification)は、日本のLinux技術者に特化した認定資格です。
LinuCは、一般社団法人日本Linux技術者認定機構(LPI-Japan)が主催し、Linuxプロフェッショナルインスティテュート(LPI)の国際標準に基づいています。
この認定は、Linuxシステムの運用、管理、トラブルシューティングに関する専門知識とスキルを証明するもので、Linux技術者としての信頼性やキャリアの発展に役立ちます。
AWS認定(Amazon Web Services Certification)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウドコンピューティングプラットフォームに関する知識とスキルを証明する認定資格です。
AWS認定は、AWSのサービスやベストプラクティスを使用して、クラウドアプリケーションやインフラストラクチャを設計、展開、運用する能力を評価します。
この認定は、ITプロフェッショナルの信頼性やキャリアの発展に役立ちます。
自分の専門分野やキャリア目標に応じて、適切な資格を選ぶことが大切です。
私の場合、将来的にサーバー系も網羅したいと考えているのでLinuxやAWSは取得しておきたいところです
企業の採用面での工事担任者資格の評価
企業は、採用面で工事担任者資格を高く評価しています。
資格取得者は、技術力や知識が客観的に証明されているため、採用や昇進のチャンスが増えます。
また、企業にとっても資格保有者は、プロジェクトの品質や効率向上に貢献するため、積極的に採用される傾向があります。
エンジニア界隈は勉強している人が他の業種より多いですが、工事担任者までやっている人はそう多くはないので同じようなスキルをもっているなら差別化ができますよね。
総括
インフラエンジニアが工事担任者資格を取得することは、多くのメリットがあります。
資格取得を通じてスキルアップやキャリア発展を目指し、業界での競争力を高めましょう。
また、最新の技術や業界動向に対応する能力を持つことで、イノベーションやグローバル市場での活躍にも貢献できます。